良く分かるSECOM(セコム)とALSOK(アルソック)の比較

ホームセキュリティーは長期的利用が原則なので、やはり気になるのが毎月の料金のこと。
利用者の多いSECOM(セコム)とALSOK(アルソック)の料金を比較してみました。

 

セコムの特徴

セコムは業界No.1のシェア率を誇る人気のホームセキュリティです。
日本で初のホームセキュリティシステムを確立したセコムだけあり契約数も日本一。

全国に約2,800ヶ所以上もある緊急発信拠点をもっており、異常事態発生や万が一の場合でも24時間365日、迅速に現場へ駆けつけてくれます。

拠点が多いので、一拠点に対する対応エリアが狭く、非常通報から現場到着時間までが短くて済むというメリットがあります。

家庭の防犯対策以外にも、セコムホームコントローラーを通して、家族や友人の電話番号、保険証や運転免許証の身分証明書、薬情報などの個人情報をセコムの「セキュアデータセンター」で厳重に保管してくれます。

万が一、地震や火事などの災害に見舞われた時でも、セコムに情報を預けておけば、大切なデータを失わずに済みます。

またセコムには「補償制度」が標準装備されており、災害や盗難にあった場合は損害額に応じて保険金や見舞金が支払われる仕組みになっています。

アルソックの特徴

アルソックは業界No.2のホームセキュリティ業者です。
「リーズナブルな料金で利用できる」と口コミでも評判です。

待機所は全国に2,100ヶ所以上あり、業界トップクラスの数を誇ります。

パソコンやスマホ、携帯電話を使ってネット経由でセキュリティの解除・セット、窓開閉の確認が行えるなど、ユーザー目線のセキュリティが充実しています。

各家庭の状況に合わせた柔軟なプランが多く、工事費やセキュリティ機器など初期費用が0円から初められるゼロスタートプランなど、比較的リーズナブルな料金で始められるのがメリットです。

 

セコム(SECOM)公式

セコムとアルソックの料金比較

セコムとアルソックの違いを、料金の面で比較してみました。

出動料金は両方とも原則無料

ホームセキュリティを検討する時に意外と見落としがちなのが、出動料金(緊急対処料金)です。業者によっては、月額料金とは別に出動料金が必要なこともあります。

セコムとアルソックでは出動料金も、月々の契約料金に含まれています。間違えて警報を鳴らして、来てもらった場合も大丈夫です。原則は無料です。

ただし、セコムの「マイドクタープラス」やアルソックの「子ども向け かけつけサービス」など、オプションサービスや特別プランを利用している時は、別途かけつけ料金が必要です。

料金プランはアルソックが格段に安い

セコムとアルソックではWebサイトや資料パンフレットに、料金プランの一例を載せています。そこで一戸建て(4LDK)のプランで料金を比較してみます。
※どちらも税別価格。

【SECOM】

レンタル お買い上げ
月額料金 5,900円 4,500円
工事料・システム料金 49,000円 294,600円
保証金 20,000円 なし

【ALSOK】

レンタル お買い上げ ゼロスタート
月額料金 6,870円 3,500円 7,760円
工事料 53,000円 53,000円 0円
機器料 0円 194,600円 0円

アルソックの方が月額料金以外にも全体的に安いです。
買い取りプランならば、月額3,500円+税から導入できます。

一年単位で考えると、アルソックのゼロスタートならで約10万円、セコムのレンタルプランは約15万円と、約1.5倍の差があります。

しかしながら、料金プランはほんの一例にしか過ぎません。

センサーや非常ボタンなどセキュリティ機器の種類、機器を取り付ける部屋の数などによっても、料金は異なります。人によって重点個所は異なるので、同じ間取りであっても全ての物件が一律料金になるとは限りません。

セコムやアルソック以外にも複数の会社に見積もり依頼を出して、自宅では実際にいくら費用がかかるのか比較する必要があります。

セコムの料金はなぜ高い?

セコムは月額料金を考えても、アルソックよりも割高です。

その理由は「補償制度」が標準装備されているから。
セコムに入っていて万が一被害にあってしまった時は、セコムが契約している保険会社から保険金が支払われます。

現金や貴金属、家財道具が盗難にあった時は合計で250万円の保険金がおります。また災害や泥棒などの侵入で建物が壊された場合は、損害額に応じて最大100万円の見舞金が支払われます。

アルソックは確かに料金は安いですが「何かあった時の補償」を考えると、セコムに高い料金を支払うだけのメリットはあると思います。

もし、セコムのホームセキュリティに加入していて、被害に遭った場合、被害に応じて保険の支払いを受けることができます。簡単な表にまとめました。

 

盗難保険 補償の限度額 自己負担
現金・貴金属・美術品など 50万円 1事故につき5,000円
家財 200万円

 

建物の損害額 見舞金
100万円以上 100万円
10万円以上、100万円未満(10万円未満は不適用) 損害額の範囲内で、かつ、10万円単位の支払い(10万円未満は切り捨て)

 

基本的に、ホームセキュリティは泥棒に侵入されにくいシステムと犯罪の早期発見を目的になっていて、警察とは違う役割をしています。

 

だから、自分の防犯意識を高めること、システムによる防犯対策をすることの両方を兼ね備えて防犯効果を高めることができるので、その辺を理解して判断・導入するといいです。

 

また、近くにセコム以外の他社の警備会社の拠点がある場合は、緊急時に早く駆けつけてくれる可能性が高いので、セコムに拘らずそちらも検討すべきです。

 

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